皆様の道場では広告にお金をかけていますか?
「道場は本業じゃないから、お金はかけずに運営している」
「集客しようと思い広告を出してみたが効果が出なかった」
「積極的に広告にお金をかけて道場を拡大させている」
道場の運営スタイルによって広告に対する考え方は様々だと思います。
そこで、今回のコラムでは、道場の運営スタイルごとに広告の必要性やかけるべき費用についてお伝えします。

- 道場専門のコンサルタント、ウェブ解析士
- 武道を職業として成立させるために全国の道場長をサポート
- 広告を使わずに1年で100人の新規入会者を獲得
- 道場専門のHP制作サービス(WEB道場)運営
- 道場検索サイト(武道・道場ナビ)運営
- 自身も武道有段者で道場を運営
- 前職は財務省税関で広報や政府開発援助に携わる
道場が副業の場合
道場はあくまでも副業で、お金をかけてまで大きくするつもりはない。
このようにお考えの道場長は多々いらっしゃると思います。
その場合は無理に広告にお金をかけずに、無料でできるSNS投稿などに力を入れることをお勧めします。
理由は広告はかけた費用が回収できないリスクが生じるからです。
広告にお金をかけたら必ずかけた分だけリターンがあるとは限らないため、必要以上のリスクを取る必要は無いと思います。

道場が本業の場合
一方で道場が本業で会員数の確保が必要な道場では広告にお金をかけることをお勧めします。
理由は無料でできる施策は効果が出るのに「時間」が掛かるからです。
特に道場運営では「時間」は非常に重要な要素です。
この辺りの考え方については以下のコラムでお伝えしていますので、ご興味のある方はご覧ください。
では、広告にお金をかけるとして、いくらかければ良いのでしょうか?
それには、マーケティング用語でいう所のLTV(生涯顧客価値)という考え方が大切になってきます。
LTVとは
道場におけるLTVは平均在籍年数と月会費から算出することができます。
例えば、平均在籍年数が4年で月会費が5,000円の道場であれば、
48か月(4年)×5,000円=24万円
となります。
この場合、極端に言えば20万円かけて1人入会したら4万円の黒字になります。
このようにLTVを元に一人入会するのにいくらまで許容できるかの目安を計算することができます。

広告のリスクを判断
先ほどの例だと20万円かけて1人入会したら4万円の黒字になりますが、必ず4年間続けるとは限りませんし、広告を出した時点で費用が発生するので、回収に時間が掛かり過ぎる場合は目の前のキャッシュが尽きるリスクがあります。
そのようなリスクを加味して、一人入会に掛けられる費用を算出することで、適切な広告費を計算することができます。

まとめ
道場の運営スタイルによって広告への考え方は大きく異なります。
本業で道場を運営されている方は、うまく広告を活用してご自身の道場の発展を加速して頂ければと思います。