春になり、花見やBBQなどイベントを開催する道場もあるかと思います。
既存の稽古生にとって楽しいイベントは道場への愛着心が増して、退会率が下がるなど、道場運営上でも非常に効果が高いです。

そして、何よりも稽古生やその保護者の笑顔が見れるイベントは道場運営をしていてやりがいを感じる時間だと思います。

そこで、今回のコラムではそんな道場のイベントの効果を最大化するポイントを3つご紹介します。

道着を着る

道場のイベントは多くが屋外で行うため、私服や道場Tシャツなどで行っているところが道場を拝見します。

確かに屋外では暑さ寒さなどの気温面で道着が適さない時もありますが、道着以外の恰好でイベントをするのは非常にもったいないです。
と言いますのも、いつも道着を着ている皆さんからすると道着は当たり前のように感じますが、一般の方からすると道着は珍しい格好になります。

そんな目立つ格好で屋外でイベントをすることは大きな宣伝効果を持ちます。

実際に道着で屋外稽古をしてBBQをするというイベントをしている道場様で、屋外稽古中に通りがかった保護者の方から「何の武道ですか?近くにあるなら子供を体験させたいと思って」と体験に繋がったケースもあります。

可能な限り、屋外のイベントでは道着を着用して行うことでイベントの効果を上げることができます。

撮影した写真を共有する

続いてのポイントはイベント中に撮影した写真を参加者へ共有するというものです。

イベント中には必ず道場側で写真を撮るようにし、その写真をできればその日のうちに、参加者や参加した子供の親に共有します。そうすることで、参加者や親のSNSでの拡散が期待できます。

SNS運用という面でも多くのアカウントで拡散してもらうことは効果が高く、拡散してもらう機会を増やすことが大切になります。

また、親の立場ではイベント中に我が子だけの写真を撮るのが難しいこともあるので、道場側で子供たち一人一人の写真を撮って共有するのがベストです。
そのために、「撮影タイム」という形で子供たちに技を披露してもらって写真を撮るというイベントも効果的です。

保護者にも参加してもらう

最後のポイントはイベントに保護者も参加してもらうというものです。
例えば、BBQなどのイベントでは保護者の方が自発的にお手伝いをしてくれることは多々あると思いますが、できれば、屋外で稽古をして、ミットを突いたり蹴ったりとプチ体験という形で参加してもらうのがベストです。

その時に親子でミットをしたり、簡単にできるウォーミングアップなどをすると参加した人の満足度が上がりますし、その時の写真を共有することで前述したSNSでの拡散も期待できます。

まとめ

道場のイベントはとても楽しく、今回お伝えしたポイントを満たさなくても十分な効果が期待できます。

ですが、せっかくイベントをするなら、より道場の発展に繋がるような効果を得たいものです。

ぜひ、今回お伝えしたポイントを今後の道場イベントの参考にしてもらえば幸いです。